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男はつらいよ第47作『拝啓寅次郎様』

今作も満男の恋ストーリーは続く。
マドンナは牧瀬里穂(菜穂)。

柴又に帰ってきた寅さん
夕餉の時間、みんなが揃ったところで
セールスの仕事に就いたばかりの満男に
手元にあった鉛筆を渡して商売の極意を説く。
「俺は鉛筆を見ると
 おふくろのことを思い出してしょうがないんだ…」
寅さんの語る鉛筆ストーリーに
みんなが引き込まれていく。

滋賀県長浜で知り合ったマドンナ(かたせ梨乃)の
鎌倉の自宅での暮らしぶりを見届けた寅さん
声をかけることもなく満男とともに去っていく。

enoshima
江ノ島を望む江ノ電鎌倉高校前のホームでの別れ際、
「燃えるような恋をしろ、
大声出して、のた打ち回るような、

恥ずかしくて、死んじゃいたいような恋をするんだよ!」
菜穂とのことでもやもやしていた満男に
寅さんが言う。

鎌倉で思い出されるのは、
第29作でまだ満男が子供だった頃、
かがり(いしだあゆみ)と寅さんの鎌倉デートにくっいていった
シーンを懐かしく思い出す。



(1994年/平成6年 12月公開)


テーマ : 鉄道の旅
ジャンル : 旅行

tag : 男はつらいよ 寅さん 江ノ電

男はつらいよ第46作『寅次郎の縁談』

就活に疲れ果て家を出た満男が
香川県塩飽諸島の島へたどり着く。

(スケッチ:島の風景)
この島の暮らしの風景がいい。
原田泰治の世界がそのままある。

kotoshima

(スケッチ:満男と亜矢のシーン)
満男が世話になってる家に住むのが
マドンナとして2回目登場の松坂慶子(葉子)と島田正吾(父)。
瀬戸内の海を背景にして
満男と地元の看護師/亜矢、
寅さんと葉子、と二つの恋ストーリーが展開される。

(スケッチ:瀬戸内を観光する葉子と寅さん)
船上で瀬戸の花嫁を口ずさむ葉子、
それを見守る寅さん。
ここのシーン、岡山県出身の自分としては
懐かしく、和む。


(1993年/平成5年 12月公開)
。。。。。。。。。。。。。。。
前段での父(博)と息子(満男)、
母(さくら)のやりとりに
我が家と同じものを見た。


テーマ : 日本映画
ジャンル : 映画

tag : 男はつらいよ 寅さんスケッチ 塩飽諸島

男はつらいよ第45作『寅次郎の青春』

旅先の宮崎、油津の町で寅さんが雨宿りしたのが
今作のマドンナ蝶子(風吹ジュン)の営む床屋。
そこに泉が友人の結婚式で宮崎へやってくる。
蝶子と寅さんが飫肥(おび)城址を歩いてるところで
泉にバッタリ出会い、そこで寅さん足を骨折するハメに。
泉からその件を知らされた満男が宮崎へやってくる。

寅次郎の青春
日傘をさした蝶子と寅さんが海岸で
海ではしゃぐ満男と泉を眺めながら
「港が見える丘」をそろって口ずさむ。
絵になるシーン。

(スケッチ:寅さんとさくらの別れ)
宮崎から柴又へ帰って静養し完治したところで
旅に出る寅さん。
さくら「元気でねお兄ちゃん」
寅さん「じゃあな」
ここでのさくらと寅さんとの別れは
今生の別れのようにも映った。

満男が成長した分、
さくら、オイちゃん、オバちゃん、タコ社長、博と
みんないい歳になってる。
第1作からずっと柴又のご意見番として登場の
笠智衆(御前様)が今作が最後の出演となった。 

【満男の傑作なひと言】
蝶子のもとに留まることを
すすめる泉に満男が言う。
「伯父さんは楽しいだけで、
奥行きがないから一年もすれば
結局あきてしまう」


(1992年/平成4年 12月公開)

テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

tag : 男はつらいよ 寅さんスケッチ 油津 飫肥

男はつらいよ第44作『寅次郎の告白』

第42作から続いてる
満男と泉シリーズの第3作。
回を重ねるごとに二人の距離が
少しづつ縮まっていく。

(スケッチ:落合川駅)
オープニングは相方のポンシュウと寅さん
ローカル線(中央本線 落合駅)の駅で
バスに乗り遅れるところから始まる。

告白
(焼杉の板塀が続く倉吉の町で泉と寅さんが出会う)

泉ちゃんが就活で上京したにもかかわらず
思い叶わず実家に帰る。
しばらくして満男のもとに泉から一枚の絵葉書が届く。
そしてドラマが始まる。
(スケッチ:鳥取のしゃんしゃん傘踊り)
(スケッチ:倉吉のふしみや商店)
家族、仕事のことで失意の泉が鳥取を旅する中で
商売に来ていた寅さん倉吉でバッタリ出会う。
さらに泉を探し訪ねた満男がと砂丘で合流。
三人が鳥取市内の宿で一夜を過ごす。
その旅館の女将がいままでのマドンナとは
ひと味違う吉田日出子(聖子)。

(スケッチ:鳥取駅前の商店街)


【満男のつぶやき】
「これからはもう伯父さんの無様な恋愛
 を笑わないことに決めた」

(1991年/平成3年 12月公開)

テーマ : 日本映画
ジャンル : 映画

tag : 男はつらいよ 寅さん 倉吉

男はつらいよ第43作『寅次郎の休日』

前作に続き満男と泉ちゃんの恋話がメインとなる。

公衆電話43
寅さんの象徴的シーンのひとつ、
旅先の赤い公衆電話から柴又に電話をかける。

(スケッチ:江戸川の土手を三平と歩く寅さん)
柴又を訪れた泉が、
別れた父親の暮らす大分県日田に向かう。
東京駅まで見送りに来た満男が勢い余って
新幹線にそのまま飛び乗ってしまう。
青春ドラマのようなシーン。
その後を追って、泉の母(夏木マリ)と寅さんが
懐かしのブルートレインに乗り込む。

(スケッチ:日田祇園祭り)
日田の町は祇園祭の真っ盛り。
(スケッチ:泉の父の連れが営む薬局)
やっとのことで父(寺尾聡)と対面する泉。
父の幸せそうな笑顔のとなりには
一緒に暮らす女性(宮崎美子)がいた。


最後、いつものように旅に出る寅さんを
柴又駅まで見送るさくらと満男。
「困ったことがあったら、
 風に向かって俺の名前を呼べ。
 伯父さんどっからでも飛んできてやるから」
別れ際、寅さんが満男に言う。

(スケッチ:大分県玖珠町の亀都起(きつき)神社)

(1990年/平成2年 12月公開)


テーマ : 日本映画
ジャンル : 映画

tag : 寅さんスケッチ 男はつらいよ 日田

男はつらいよ第42作『ぼくの伯父さん』

第42作 ぼくの伯父さん

(寅鉄スケッチ:水郡線 袋田駅付近)

いつのまにか大きくなった満男。
かがり(いしだあゆみ)と寅さん
鎌倉デートに同行した頃が懐かしく思える。

柴又に帰った寅さんと浅草のどぜう屋で
一杯呑むことに。

どぜう2
(スケッチ:満男の悩みを聞く寅さん

満男が思いを寄せる後藤久美子(泉)を
訪ねてバイクで佐賀へ向かう。

(スケッチ:日本の祭り/浮立の天衝舞)
佐賀市の松原左嘉神社で商売してる寅さん
脇を満男のバイクが通り過ぎる。
※天衝舞浮立/
佐賀の宿で偶然、同宿することになった
満男と寅さん
満男の泉を思うゆえの悩みに
真摯に応える大人対応の寅さん。
今作はそんな満男と泉の話が軸になっている。

(スケッチ:叔母さん宅の裏庭)
泉が暮らす叔母さん(寿子/壇ふみ)宅の裏庭で
寅さんと寿子が語る。
野に咲く花、のんびりと流れる小川、
田んぼが広がる田舎の風景がいい。

(スケッチ:小城駅前の公衆電話)
寅さん:そこにみんないるのか?
さくら:…どうしてお兄ちゃんがここにいないの〜。
タコ社長:いないのは寅さんだけだぞー!
オイちゃん:体に気をつけろよ!
オバちゃん:早く帰っといで!
一段落して旅先から柴又へ電話すると
そこには柴又のメンバーが勢ぞろいして
それぞれが一言いわんと電話をとりあう。
まるで寅さんシリーズ最終回のような温かい盛り上がり。
10円玉が切れて受話器を置き
襟を立てて歩く寅さんの姿がせつない。

(スケッチ:佐賀県小城市の須賀神社で商売する寅さん)
ラストでいつもの元気な啖呵売を聞いてエンディング。

(1989年/平成元年 12月公開)




テーマ : 日本映画
ジャンル : 映画

tag : 男はつらいよ 寅さん ローカル線

男はつらいよ第41作『寅次郎心の旅路』

旅先で出会った一人のサラリーマン(柄本明)に
関わったことから、
寅さん、ウィーンへ。
そこで現地のガイドをしているのが
マドンナとして3回目の登場となる竹下景子(久美子)。

ドナウ川

ゆっくり流れるドナウ川、岸辺の木立ち、
西洋絵画のような河畔の風景がいい。
「あれを〜ごらんと指さす方に〜♩」
美しき青きドナウを前にして
寅さんが大利根月夜を歌う。

ウィーンから
柴又に帰ってきた寅さん、
観てるこっちもどこかホッとする。
寅さんの背景はやっぱり日本がいい!

旅立つ寅さんがさくらに言う。
「やっぱり本当にウィーンへ行ったんだなぁ」
旅を終えて我家にもどり、
荷をほどいて日常に戻ると思う。

とくにはるか遠い海外から帰ってきたときなどは
あれは現実だったんだろうか…と思つてしまう。


(1989年/平成元年 8月公開)



テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

tag : 男はつらいよ 寅さんスケッチ

男はつらいよ第40作『寅次郎サラダ記念日』

こうみせん

オープニング、
秋色に染まリ始めた木立ちをバックに小海線が走る。
車窓の景色を眺めながら
一杯呑んでる寅さん
窓を開けて駅弁を買ってた頃の
懐かしい昭和の鉄道風景。

(スケッチ:駅前の商店街)
(スケッチ:おばあちゃんの自宅での団欒)
信州は小諸の駅前で、
独りのおばあちゃんと出会う。
おばあちゃんの掛かりつけの医者が
マドンナ、三田佳子(真知子)
その姪が三田寛子(由紀)。

「これが見納めだ」
真知子先生に促されて病院へ向かうとき、
自宅を眺めながらおばあちゃんがつぶやく。
ここは響いた。

(スケッチ:早稲田の門をくぐる寅さん
真知子先生との糸をたぐるため
由紀の通う早稲田の門をくぐる寅さん

(スケッチ:島原)
今作もマドンナとの関係が
実りかけたところで旅に出る寅さん
ラストの啖呵売は島原。



(1988年/昭和62年 12月公開)

テーマ : 鉄道の旅
ジャンル : 旅行

tag : 男はつらいよ 寅さん 小海線

男はつらいよ第39作『寅次郎物語』

(スケッチ:関東鉄道常総線 水海道駅)
オープニングは、
ローカル線の駅のベンチで目覚める寅さん。

一人の少年が柴又に寅さんを訪ねてくる。
亡くなったテキ屋仲間が
寅さんに託した男の子、秀吉。
そこから二人で幼い頃に家を出た
秀吉の母親探しの旅に。
大阪から和歌山、奈良、伊勢へ。

道中、奈良の宿で知り合うのが
今作のマドンナ、秋吉久美子(隆子)。
秀吉が熱を出して寝込んだことがきっかけで
寅さんと隆子が、父さん、母さんと
呼び合う家族のような仲になる。

(スケッチ:近鉄吉野線大和上市)
「母さんもよ、今度会うときは
 もっと幸せになってるんだぞ」
一瞬、夫婦のような感情をもった隆子に寅さんが言う。
いままで何度かマドンナとの別れがある中で
この大和上市駅でのシーンがとくにいい。

かしこじま
(賢島の港で秀吉と寅さんの別れ)

あちこち訪ね歩き、やっとの思いで
伊勢の賢島にたどり着き
秀吉と母(五月みどり)との対面が叶う。
それは二人の旅の終わりでもある。
どこか、西部劇シェーンのラストシーンを思い出す。

(スケッチ:とらやでのさくらとの別れ)
とらやで一息つき、暮れに向けてひと稼ぎ、
旅に立とうとする寅さんがさくらに言う。
「働くってのは…額に汗して
真っ黒になって働くこというんだよ」
「俺たちは口から出まかせ、
インチキくさいものを売ってよ…
おまんまいただいてんだよ」

柴又駅まで見送りにきた満男の問いに応える言葉、
伊勢で秀吉の家族を見つけたテキ屋仲間への忠告。
今作の寅さん、破天荒でヤンチャな面はなく
すっかり人格者の域に達している。


(1987年昭和62年 12月公開)



テーマ : 駅の風景
ジャンル : 旅行

tag : 寅さん 水海道駅 大和上市駅

男はつらいよ第38作『知床慕情』

マドンナは第32作以来、
2回目の登場となる竹下景子(りん子)。
その父親、順吉役が黒澤映画には欠かせなかった
世界のミフネ(順吉)。

舞台は北海道。
札幌の大通り公園で啖呵売をする寅さん。
第35作でリリー(浅丘ルリ子)とひと芝居打った
傑作シーンが思い出される。
釧網本線の札弦(さっつる)駅前で
順吉に出会いドラマが始まる。

(スケッチ:ウトロ港)
知床の風景に知床慕情が流れる。

知床慕情

この順吉と近所でスナックを営むママ(淡路恵子)との関係が軸となる。
順吉に指南をするのが寅さん。

シリーズも後半になると、
大人のカッコ良さを見せる場面が増えてきた寅さん。
順吉が抱えてる父と娘のこと、男と女のこと、
それぞれの課題を解決していく。
ただし、いざ自分のこととなるとなかなかそうはいかない。


(1987年/昭和62年 8月公開)

テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

tag : 男はつらいよ 寅さん 知床

自己紹介

ともぞう(いけだふみのり)

Author:ともぞう(いけだふみのり)
1本のエンピツがあれば、
人を描く。町を描く。

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