7月某日 渋谷『鳥金』

庶民の味方『鳥金』。
渋谷のんべい横丁からJRの高架をくぐった反対側にある。
『紫水』常連にとって
『紫水』で呑んだあとの2軒めとしての店が
それぞれに、いくつかあるなかの1軒。
ここは手頃な値段でうまい焼鳥が食べれる。
意外に女性客も多い。
だいたいいつも早い時間から閉店まで
賑やかに混んでる。
満席なのであきらめて、帰りかけたところ
ビールケースと天板で急造のテラス席を設えてくれた。
といっても公道上なので、たぶん道交法ではNG。
店からはみだして呑む、特別なかんじがいい。
昔、下北沢のマーケット内にあった屋台のおでん屋、
せっちゃんの店も客が増えると
通路にゴザを敷き
そこに常連と一見がひとつになって
深夜まで盛り上がった。
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アップした日の午後、
メンバーからこのときの写真画像が数点届きました。
よく見ると、けっこう記憶っていいかげんなもので
事実とは服装、環境が少々ちがってました。
そこはご容赦。
3月某日 渋谷1丁目 のんべい横丁裏

ハチ公の交差点から明治通り方向に山手線のガードをくぐると
渋谷川の暗渠になった駐輪場がある。
そこに立つと、錆がにじんだトタンの壁が並ぶ
『のんべい横丁』の背中が見える。
まだ陽が高いうちは、
夜の賑わいがうそのように大人しくしている。
時々、それぞれの店が開店準備を始める
夕方くらいに寄ることがある。
まだ4時を過ぎたばかりでも焼鳥の『鳥福』はもう営業を始めている。
ここは、ぷりぷりの大きな旨い焼鳥を食べさせてくれる
また珍しいネタもあり、
渋谷の焼鳥屋の名店のひとつと言われていて
8時頃にはもうネタがなくなり店を閉めている。
同じのんべい横丁にもう1軒、渋谷の焼鳥屋としてはファンの多い
『鳥重』もある。
焼き鳥の店、おでんの店、刺し身の店、郷土料理の店から
バーやビストロなど、いろんな個性の呑み屋が並ぶ。
某日 渋谷のんべい横丁「紫水」同窓会

常連のOさんが、
後輩と呼ぶkawaさん、kadoさんのお二人を連れて紫水へ。
三人とも音楽関係の仲間たち。
後輩といっても、お二人ともキャリア、年齢共に大御所といってもいいくらいの方たち。
三人だけで呑むのはきょうが初めてということ。
その三人にとって、
先輩と後輩の関係は、還暦前後という歳になっても変わらないようで、
Oさんが、kawaさんkadoさんの二人を
上げたり、下げたり、叱咤したりしながら
三人の熱い熱い同窓会が繰り広げられていた。
8月某日 渋谷のんべい横丁「紫水」

紫水の狭い路地側の入口にある
梯子をたてたような急角度の階段を上がると2畳ほどの和室がある。
1階と同じく、どこか昭和な懐かしさが残る紫水らしい設え。
窓をあけると横丁界隈の店のあちこちの照明看板が
手が届きそうなくらいに迫ってくる。
路地を見下ろすとのんべえたちが徘徊してる様子もみえる。
この隠れ家のような2階は落着く。
ここが渋谷のど真ん中とは思えない。
特定の相手、グループでの打合せ、飲み会にも重宝するスペース。
大人で4人か5人くらいまで座れる。
1階があふれてきたので
イワッキーさん、伊之助さん、ヒコモッコスさんと2階へ上がる。
ここで知り合うまでは他人だった人と人が
ちゃぶ台をまん中に、立てひざついて、裸足になって
膝をつきあわせて呑み、語る。
これがまた紫水の醍醐味。
きょうの酒は「手取川」。
呑み助が4人も揃えば一升瓶もあっというまに空いた。
7月某日 渋谷のんべい横丁「calms」 シローさん

グラスを高々と上げ、ライトにかざしながら
グラスをピカピカに磨きあげるマスターのシローちゃん。
大阪出身。もとはコンビを組んで漫才をやっていた。
ボケ担当。
東京の水に少し漬かったユルい関西弁でしゃべる。
とれたてコテコテの関西弁よりも心地がいい。
のんべい横丁に弟さんと二人で店を開いたのが昨年暮れ。
このところは兄ちゃんのシローちゃんが店に立つ。
のんべい横丁には40軒くらい店がある中
このタイプのバーがほとんどない。だから競合がない。
それぞれ贔屓にしている店で呑んだ後に
2軒め、3軒めとして立ち寄る客が多い。
いままでのんべい横丁に何年も通いながら
一言も話したこともない
せいぜいトイレぐらいで見かけたぐらいの
呑んべい同志が
「calms」のカウンターで語り合うことになる。
ここは、のんべい横丁での仕上げの店的存在。

