9月23日(金)『ラスト・タンゴ』

「タンゴのために生まれ
タンゴのためにに死ぬ」
マリア・ニエベス
御歳82歳、伝説のタンゴダンサー、マリアを軸にした
ドキュメンタリー。
ペアを組んで50年というマリアとファン。
タンゴ界では伝説のタンゴペアと云われてるらしい。
ふだんの生活ぶりは老いて見えても
いざステージに立つと颯爽とした
体のラインで踊る、現役のマリア。
女は強し。
男と女が一騎打ちしてるような
キレのある緊張感。
この映画が女優デビューという
若い頃のマリア役の女優もよかった。
ヴィム・ヴェンダース製作総指揮ということで
どこか『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ 』を彷彿させる。
見終わった後も頭の中をバンドネオンのメロディが流れる。
30年くらい前にちょっとしたタンゴブームのような時があった。
アルゼンチンから来日したタンゴチームを新宿の厚生年金ホールで観た。
その中にマリアとファンがいたかどうかはわからない。

(2016年9月23日 シネマ ジャック&ベティ)
『ラスト・タンゴ』
ジャック&ベティともにシートが一新されて
体が包まれるような心地よさで、背もたれも高くなり
座高の高い自分としてはありがたい。
姿勢を何度も変えることなく
ゆったりと映画が愉しめるようになった。
- 関連記事
-
- 1月17日(火)『ブルーに生まれついて』
- 11月28日(月)『ある天文学者の恋文』
- 9月23日(金)『ラスト・タンゴ』
- 6月30日(木)『或る終焉』
- 6月9日(木)『オマールの壁』
tag : ラストタンゴ