男はつらいよ第42作『ぼくの伯父さん』

オープニングは茨城県の水郡線 袋田駅。

いつのまにか大きくなった満男。
かがり(いしだあゆみ)と寅さん
鎌倉デートに同行した頃が懐かしく思える。
柴又に帰った寅さんと浅草のどぜう屋で
一杯呑むことに。

どぜう2
(満男の悩みを聞く寅さん

満男が思いを寄せる後藤久美子(泉)を
訪ねてバイクで佐賀へ向かう。

(スケッチ:日本の祭り/浮立の天衝舞)
佐賀市の松原左嘉神社で商売してる寅さん
脇を満男のバイクが通り過ぎる。

佐賀の宿で偶然、同宿することになった
満男と寅さん
満男の泉を思うゆえの悩みに
真摯に応える大人対応の寅さん。
今作はそんな満男と泉の話が軸になっている。

泉が暮らす叔母さん(寿子/壇ふみ)宅の裏庭で
寅さんと寿子が語る。
野に咲く花、のんびりと流れる小川、
田んぼが広がる田舎の風景がいい。

「満男をよくやったとほめてやりたい」
満男と共にひと晩お世話になった寅さんが
当主から満男の行動を諫める言葉に、毅然として応える。
満男の純情を讃える寅さんがカッコいい。。

でんわ
とらやのみんな

寅さん:そこにみんないるのか?
さくら:どうしてお兄ちゃんがここにいないの〜。
タコ社長:いないのは寅さんだけだぞー!
オイちゃん:体に気をつけろよ!
オバちゃん:早く帰っといで!

一段落して旅先から柴又へ電話すると
そこには柴又のメンバーが勢ぞろいしていて
それぞれが入れ替わり立ち替わり寅さんに声をかける。
まるで寅さんシリーズ最終回のような温かい盛り上がり。

10円玉が切れて受話器を置き
冷たい風が吹く中、襟を立てて歩く寅さんの姿がせつない。
たまには正月まで柴又でゆっくりしたら…と
つい思ってしまう。
おぎえき
(唐津線 小城駅

suga
(佐賀県小城市の須賀神社で商売する寅さん)
ラストでいつもの元気な寅さんの啖呵売でエンディング。

1989年/平成元年 12月公開




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いけだふみのり(池田史典)

Author:いけだふみのり(池田史典)
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人を描く。町を描く。

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