男はつらいよ第29作 『寅次郎あじさいの恋』


登場するマドンナのうち何人かは
寅さんにひかれながらも、思い叶わず
結果、寅さんがふられたこととして
話しが終わることもある。

その一人、かがり(いしだあゆみ)。
ふとした縁で寅さんが
京都の陶芸家(片岡仁左衛門)と知り合う。
そこで手伝いをしていたかがり、
かつて恋仲だった弟子にふられて
京都は伊根の実家に帰った。

伊根
(昭和57年/1982年8月公開)
そんなかがりを気遣い
実家を訪ねる寅さん。
「…誰を恨むってわけには
 いかなねえんだよね、こういうことは…」
船屋のあるのどかな伊根の海を見ながらの
語り合うシーンがいい。

この「寅次郎あじさいの恋」は
後半は喜劇じゃなくシリアスに展開していく。
とくに伊根での一夜は
男はつらいよシリーズの中でもめずらしく
マドンナが寅さんに生っぽく迫る。

かがりとは、ここ伊根での別れ、
江ノ島での別れと二度の別れをすることになる。

せつなく響く♪かがりのテーマ(マンドリンの音)がいい。

ラストシーンの寅さんが彦根で啖呵売をしてるところで
陶芸家との再会シーンもいい。
寅さんが瀬戸物を片手に
陶芸家の名前を持ち出し
どうだと云わんばかりに
寅さん:あ〜やけくそ!1万でどうだ!
陶芸家:買うた!ちょっと高うないか。
片岡仁左衛門の柔らかい関西弁がいい。
ほっと和ませるラストシーン。






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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

tag : 寅次郎あじさいの恋

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