男はつらいよ 第11作『 寅次郎忘れな草 』

網走に向かう夜汽車の中、
車窓を眺めながら
泣いてるひとりの女がいた。
マドンナとして4回出演することになる
リリー(浅丘ルリ子)の初めての登場シーン。

なにか同じ匂いのようなものを感じ合う二人が
波止場で語りあう。
ポンポンポンポンと音を立ててゆく父ちゃんの船を
家族が見送っている。
二人には無縁のような家族の温かいシーンを眺めている。
(ここで流れる♪リリーのテーマ♪がせつない。)

リリー:私達みたいみたいな生活ってさ…、
    あってもなくてもどうでもいいみたいな…

    アブクみたいなもんだね…
寅さん:うん、…風呂の中でこいた屁じゃないけど
    背中へ回ってパチン!だ

網走の波止場
二人に共通する
はぐれ雲のような自由さと、
それに見合う孤独感。
少ない言葉のやりとりで
お互いがそれを理解し合う。

リリー「いま何時?」
寅さんの腕をとり時計をみて立ち上がるリリー
ここに二人の親密さがある。

リリー「じゃあ、また、どっかで会おう」
寅さん「ああ、日本のどっかでな!」
いつかまた会えそうな予感を残しての
別れのシーン。

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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

tag : 男はつらいよ リリー

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