2007年 5月吉日 鴬谷『鍵屋』 再描き

kagiya

浅草での用事を終えた帰り、
かねてから下町の居酒屋探検をしようと話してたkoyaさんを誘って鴬谷へ。
目指すは前々から一度いってみたいと思ってた『鍵屋』。
鴬谷駅から言問通りを渡った住宅街の一角にあった。

わくわくしながら引き戸を開けて入ると
すぐ目の前にカウンターがある。
大正元年創業だけあって
長い年月に磨きこまれていい色になっている。
左は思ってたよりもずっと広い座敷きになっていて
柱、壁、どれもいい出しがでてる。
カウンター奥に腰を据えると目の前に年期の入った燗器が設えてあった。
とりあえずビールのあとは「桜正宗」を
ぬる燗がいちばんうまいよと薦められて
ふだんは呑まない燗で。
この「桜正宗」横浜野毛の「武蔵屋」もたしかそうだった。
お通しは「大豆の煮びたし」。素朴。
「やきとり」と「○○○」、「たたみいわし」を注文。
どれも味付けがやさしい。
とくに「ウナギのくりから」といって
串にウナギをまきつけた塩焼きが旨かった。
くりからとは、龍が身をくねらせて昇天する意味とか。

おばちゃんが対応してくれてたけど途中からご主人に交代。
寡黙な職人気質の方かと思ってたら、気さくに話しかけてこられた。
ここの魅力は「武蔵屋」とおんなじで
ただ古い設えだけじゃなくてご主人をはじめ店の人の
ふつうにあったかいところ。いい店は客層もいい。

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